どの乳酸菌を選べばよい?!
今スーパーのヨーグルト売場には、内臓脂肪を減らすヨーグルト、免疫力を付けるヨーグルト、アレルギーに効くヨーグルトなど、様々な効能を謳ったヨーグルトがところ狭しと並んでいます。
ただ、アレルギーと言っても鼻炎の症状や皮膚疾患、呼吸障害など色々なケースがあります。
自分の症状にあった乳酸菌がどれなのかよく分からないという人も多いのではないでしょうか。
そもそもアレルギーとは外から異物が体内に入り、粘膜が損傷することが大きな原因の一つとされています。
この損傷した粘膜を修復するのに乳酸菌が効果的であるということが分かってきました。
この乳酸菌ですが、腸管内に数百種類、数百億個と存在しています。
それぞれの乳酸菌が免疫成分を作ったり、脂質の代謝を高めたりと、消化、吸収、代謝を行う体で腸管を中心に実に重要な役割を果たしているのです。
また、私達人間はそれぞれ同じ乳酸菌を同じ数持っている訳ではありません。
持っている乳酸菌の種類も数も人それぞれ皆違うのです。
乳酸菌にはDNAがあるため、一番効果的なのは自身の持つ乳酸菌を培養して増やし摂取することです。
またCMで「ヒトにはヒトの乳酸菌」と言われているように、やはり植物性、動物性の乳酸菌よりヒトの乳酸菌が定着率も良いのです。
しかし、数兆個とある自分の乳酸菌を調べて培養するのはほぼ無理なことです。
ですので、市販で出回っている乳酸菌の中で一番自分の症状に良いとされている乳酸菌を調べ試していくしか今のところ手立てはありません。
乳酸菌の抗アレルギー作用は時間を要するのも特徴ですので、しっかりと選別して摂取していくのが重要です。