乳酸菌シロタ株とガゼリ菌
ガゼイ・シロタ株という乳酸菌は、病気を予防するためにラクトバチルス・カゼイ菌を研究して開発されました。
今ではヨーグルトや乳酸菌飲料に利用されています。
サプリメントなどで利用されている、もともと体の中にある乳酸菌のエサになるような、腸まで届かないビフィズス菌などとは違い、胃酸や胆汁などに負けず生きたまま届いて、腸内環境をととのえる働きをするのが特徴です。
小腸に届くと、乳酸を造ることで腸に棲んでいる善玉菌を増やすことが出来ます。
シロタ株を毎日体に取り込むことで、一か月でその数を3倍にします。
腸内に住む悪玉菌は、大腸菌やクロストリジウムが代表的ですが、数百種類も棲んでいます。
悪玉菌が2倍に増えただけで腸内環境が悪化、下痢や便秘、便やおならが臭くなったり、口や体が臭ったり、お腹が張って腹痛が起こったり、肌荒れを起こしたりします。
さらに体全体の免疫能力が低下するので風邪や食中毒、インフルエンザに頻繁にかかるようになります。
シロタ株は、その悪玉菌を四週間で五分の一に減らすことが出来るのです。
そして約一週間の間、腸に留まっていることがわかっています。
乳酸菌で同じラクトバチルス系のガゼリ菌は、やはりヨーグルトや乳酸菌飲料に利用されています。
こちらも胃で消化されることなく、腸まで生きて届くのが特徴です。
トクホに認定されているヨーグルト製品もあり、腸内環境の改善と、お腹の調子をよくする働きが公認されています。
長くて90日の間、腸に留まり、腸の動きを活発にして老廃物を出します。
体に付いた脂肪を減らす効果や、ピロリ菌を減らす効果のある商品があり、目的に応じて選ぶのが良いでしょう。